今回は薄茶点前のお菓子の運び方・出し方をご紹介しますね。
裏千家茶道のお菓子の種類
裏千家茶道のお菓子は主菓子と干菓子の2種類があります。
主菓子:饅頭や練り切りなど。あまり日持ちのしないお菓子
干菓子:落雁など水分が少なく、日持ちのするお菓子
主菓子は濃茶で、干菓子は薄茶で出されるのが一般的です。
【裏千家茶道】お菓子の出し方
裏千家茶道では、お菓子をお客の前では回しません。
最初から相手に正面が向くように両手で持って運びます。
【薄茶点前】お菓子の運び方(4畳半)
まずは4畳半のお茶室での お菓子の運び方です。
お茶室には茶道口から右足で入りますが、次の左足は角を避けて畳の縁を狙い、右足で畳の縁を超えましょう。
分かりますか?
このように、左足で畳の角を狙ってはいけません。
畳の角から10~15センチ右にずれたところで、畳を超すようにします。
そのあと、お客の近くまで進み、座ってお客の正面(畳の縁外)にお菓子を出します。
膝に手をあてて左、右と下がり(左で下がって、右でそろえる)、「お菓子をどうぞ」のお辞儀をします。
再び膝に手をあて、ひと膝右によけ、左足から立って茶道口に下がります。
【薄茶点前】お菓子の運び方(8畳以上)
次は8畳以上の場合です。
お茶室には茶道口から右足で入るのは同じ。
ですが、次の左足は角を狙います。
4畳半と8畳以上の違いは入り方だけです。
お菓子の出し方は同じなので、角を通るか通らないかの違いをしっかり覚えましょう。
【薄茶点前】お菓子の運び方・出し方のまとめ
薄茶点前のお菓子の運び方の流れはこんな感じ。
- お菓子の向きは相手側
- 4畳半は角を通らない
- 8畳以上は角を通る
- お菓子はお客にも自分にも正面になるように置く
- 左右と下がってお辞儀
- ひと膝よけてから戻る
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