ミッチとしずばぁばのお茶談義

ミッチとしずばぁばのお茶談義

初心者向け茶道ブログ(裏千家茶道)です。

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【裏千家茶道】お菓子のいただき方・食べ方(お客の作法)

【裏千家茶道作法】お菓子のいただき方・食べ方

 

ミッチ
お茶席でお菓子の食べ方がわからなくてドキドキすることってあるんだよね。
 

 

お菓子の出し方と同じく、お菓子のいただき方にも作法があるのよ。では、今回は「お菓子のいただき方・食べ方」をお稽古していきましょう。
 
しずばぁば

 

裏千家茶道のお稽古はもちろん、お茶会やお茶席でも必ずお菓子(和菓子)が出てきます。

 

「お菓子はどうやって食べればいいのかな?」

 

慣れないうちは、お菓子を前にドキドキしてしまう・・・そんなことがあるかもしれません。

 

でも大丈夫!

この記事では、お菓子のいただき方を干菓子・主菓子ともにご紹介していきます。

 

>>>【濃茶点前】縁高の扱い方・お菓子の食べ方についてはこちら

 

 

裏千家茶道】お菓子の作法

茶道に使われるお菓子には「主菓子」と「干菓子」があります。

 

主菓子:人数分

干菓子:人数分より多め

 

本来は、主菓子は濃茶、干菓子は薄茶の時に出されるのですが、お茶会やお茶席では、薄茶と主菓子の組み合わせが一般的です。

 

今回は薄茶と一緒に出される「主菓子」と「干菓子」の取り方やいただき方をご紹介していきますね。

 

 

濃茶点前では主菓子を『縁高(ふちだか)』と言われる菓子器に入れて出しますよ。こちらは少し作法が違いますので、『縁高の扱い方』をご覧くださいね。 
しずばぁば

 

ちなみに、お菓子はお茶の前に食べます。

 

一緒に食べたり、交互に食べたりはしませんので、お茶が出される前にいただきましょう。

 

さて、お菓子のいただき方の大きな流れがこちら。

 

お菓子の作法
  1. お菓子が運ばれる
  2. お辞儀
  3. 菓子器を押しいただく
  4. 懐紙に取る
  5. 次客に送る
  6. 食べる

  

ミッチ
では、お稽古していくよ!
 

 

 

裏千家茶道】干菓子のいただき方・食べ方

 

干菓子は基本的には手で取り、手で食べます。

 

まず、干菓子が運ばれると、双方お辞儀をしましょう。

 

お菓子が運ばれるまでは「お菓子の運び方」を参考にしてくださいね。 
しずばぁば

 

次客に対し、「お先に」 の挨拶をします。

 

ミッチ
この時のお辞儀は軽い「行のお辞儀」だよ!
 

 

正面縁外(へりそと)に置かれた菓子器を両手で持ち、10cmほど上げて軽く頭を下げ、一瞬止まります。

 

【裏千家茶道作法】お菓子のいただき方・食べ方

 

 

ミッチ
この動作を「押しいただく」と言うんだよ。高価な菓子器もあるから、あまり上げすぎないようにしてね!
 

 

 

菓子器を上げ、頭を軽く下げて一瞬止まりましょう。この「間」がきれいに見えるコツですよ。
 
しずばぁば

 

 懐中してあった懐紙を取り出し、縁内(へりうち)に置きます。

 

【裏千家茶道作法】お菓子のいただき方・食べ方

 

 

このとき、懐紙の「わ」が手前になりますよ。
 
しずばぁば

 

左手を菓子器に添え、右手で干菓子を取ります。

 

【裏千家茶道作法】お菓子のいただき方・食べ方

 

 

ミッチ
2種類の山があったら、向こう側から1つずつ取ってね!
 

 

指を懐紙で軽く拭きます。

 

【裏千家茶道作法】お菓子のいただき方・食べ方

 

砂糖がついた手で、菓子器を汚してしまわないためなのよ。
 
しずばぁば

 

ミッチ
漆塗りの上等な菓子器が出てくることもあるからねー!
 

 

両手で菓子器を持ち、次客に縁外(へりそと)で送ります。

 

【裏千家茶道作法】お菓子のいただき方・食べ方

 

懐紙ごと持ち上げ、お菓子を手でいただきます。

 

 

お菓子を置いた1番上の懐紙は、砂糖が落ちないようにくるっと外してたたみ、懐紙の間に挟んでおきましょう。
 
しずばぁば

 

裏千家茶道】主菓子のいただき方・食べ方

 

主菓子は縁高、または菓子器に人数分入っており、添えられたお箸を使って取ります。

 

運ばれたらまずお辞儀(真)。

それから次客に対して「お先に」のお辞儀(行)をしましょう。

 

干菓子と同じく、菓子器を両手で持ち、押しいただきます。

 

【裏千家茶道作法】お菓子のいただき方・食べ方

 

 

ミッチ
この時、手を菓子器にかけないこと!特に親指を内側に入れちゃわないように気を付けてね。
 

 

懐紙を取り、縁内(へりうち)に置きます。

 

【裏千家茶道作法】お菓子のいただき方・食べ方

 

菓子器も懐紙も、畳の縁に乗せないようにしましょう。
 
しずばぁば

 

右手でお箸を上から取り、左手で受けて持ち替え、お菓子を取ります。

 

【裏千家茶道作法】お菓子のいただき方・食べ方

 

ミッチ
お菓子を取るときは、左手を菓子器に添えてね。
 

 

お箸を持ち替え、懐紙の角で先を清めます。

 

【裏千家茶道作法】お菓子のいただき方・食べ方

 

必ずお箸を上から持つように持ち替えてから清めましょう。
 
しずばぁば

 

ミッチ
右上の角でも左上の角でも、自分の拭きやすい方で大丈夫だよ~
 

 

お箸を菓子器に戻します。

 

【裏千家茶道作法】お菓子のいただき方・食べ方

 

菓子器に左手を添えながら戻しましょう。
 
しずばぁば

 

両手で菓子器を持ち、次客に縁外(へりそと)で送ります。

 

【裏千家茶道作法】お菓子のいただき方・食べ方

 

懐紙ごと持ち上げ、お菓子を菓子切り(菓子楊枝)で切って食べます。

 

 

ミッチ
菓子切りは懐紙の間に挟んでおくと便利だよ。お茶席に持っていく持ち物は「お稽古に必要な持ち物、あると便利なもの」を参考にしてね。
 

 

食べた後は、汚れた懐紙(1番上)だけをたたみ、袖に入れるか懐紙に挟んで持ち帰ります。 

 

 

裏千家茶道】お菓子の作法のまとめ

 

お菓子を食べるポイントとしては、亭主の意図をきちんと感じ取るということ。

 

ポイント
  1. 運んできた方、次客へお辞儀をする
  2. 菓子器を押しいただく
  3. 縁外(へりそと)で送る

 

 
お茶席では菓子器も思い入れのある大切なものが使われますし、季節やテーマに合わせたお菓子が出されます。亭主のお心遣いを感じながら、丁寧に扱ったり、きれいにいただいたりしましょうね。
 
しずばぁば

 

ミッチ
お茶(薄茶)を飲むのもだいたい一緒だから、しっかり覚えよう!
 

 

 

 

ミッチ
抹茶大好き!抹茶スイーツもいいよね~♪
 

 

 

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