ミッチとしずばぁばのお茶談義

ミッチとしずばぁばのお茶談義

初心者向け茶道ブログ(裏千家茶道)です。

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お膳の受け取り方・渡し方(裏千家茶道)

お膳の渡し方・受け取り方(裏千家茶道)

 

ミッチ
炉開きや初釜でお膳を受け取る時、茶碗と違うからちょっとオロオロしちゃったよ^^;
 

 

お稽古ではあまりしませんものね。では今回は『お膳の受け取り方』についてお稽古していきましょう。
 
しずばぁば

 

茶事の懐石や炉開きのおぜんざいなど、お膳に乗って運ばれるものには、決まった渡し方や受け取り方があります。

 

お茶碗やお菓子の受け渡し方とはまた少し違ってきますので、詳しく見ていきますね。

 

 

お膳の運び方

 

裏千家茶道では、お菓子もそうですし、盆に乗った料理などもすべて正面を相手に向けた状態で運びます。

 

お箸の向き、お盆の向きなど、きちんと確認してから運び出しましょう。

 

ミッチ
お盆などのつなぎ目の位置にも気を付けようね!
 

 

「丸前角向こう」といって丸いものはつなぎ目が正面四角いものはつなぎ目のない方が正面になります。

 

 

お膳の受け取り方

 

まずは受け取り方です。

 

1.お膳を持って茶道口に立たれたら、膝に手を当て右→左とひと膝、前に出ます。

 

お膳の渡し方・受け取り方(裏千家茶道)

 

着物が乱れないよう、膝に手を当てましょう。
 
しずばぁば

 

2.両手でお膳を受け取ります。

 

お膳の渡し方・受け取り方(裏千家茶道)

 

ミッチ
亭主側は、お客の真正面に座ってね。
 

 

3.お客はそのまま、亭主が膝に手を当てて左→右とひと膝、下がります。

 

4.お互いにお辞儀をします。(亭主は真、お客は頭を軽く下げる)

 

お膳の渡し方・受け取り方(裏千家茶道)

 

5.そのままお膳をいったん下に置き(縁に軽くかかるくらい)、膝に手を当てて左→右と下がります。

 

お膳の渡し方・受け取り方(裏千家茶道)

 

先ほど出た分だけ下がると、元の位置に戻れますよ。
 
しずばぁば

 

6.お膳の両横を持ち、縁に半がかりに引き込みます。

 

お膳の渡し方・受け取り方(裏千家茶道)

 

亭主はひと膝よけて、左足で立ち、下がります。

 

正客以下も同じです。

茶道口に立たれたら、同様にして受け取りましょう。

 

末客まで揃ったら、正客が「いただきましょう」の挨拶をして、いただきます。

 

 

お膳の渡し方

 

では今度は、食べ終わった後、お膳を返す時の方法です。

 

1.お膳の両横を持って少し前に出し、膝に手を当てて右→左と前に出ます。

 

お膳の渡し方・受け取り方(裏千家茶道)

 

2.両手で渡します。(亭主側は正面に座り、両手で受け取る)

 

お膳の渡し方・受け取り方(裏千家茶道)

 

3.膝に手を当てて左→右と下がり、お辞儀をします。(お客は真、亭主は軽く頭を下げる)

 

お膳の渡し方・受け取り方(裏千家茶道)

 

亭主はひと膝よけて、左足で立ち、下がります。

 

 

お膳の受け取り方のまとめ

 

ポイント
  • 動くときは膝に手を当てる
  • 何も持っていない方が下がる

お膳の受け渡しは、茶事の懐石だけでなく、炉開きのおぜんざいや初釜などの軽いお食事でも行われます。

 

日頃のお稽古ではあまりやらないことかもしれませんが、いつでもさっとできるようにしておきましょうね。

 

 

ミッチ
やっていることは簡単だけど、どっちが動けばいいのか、わからなくなりそう・・・
 

 

とにかく何も持っていない方が動くと覚えておいてね。持っている方が動くと危ないでしょう?笑
 
しずばぁば

 

 

 

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