ミッチとしずばぁばのお茶談義

ミッチとしずばぁばのお茶談義

初心者向け茶道ブログ(裏千家茶道)です。

本ブログはプロモーションが含まれています

基本の茶筅通しのやり方/裏千家茶道 割稽古

裏千家茶道割稽古/基本の茶筅通しのやり方

 

ミッチ
お茶を点てるのに、絶対必要なのって「茶筅(ちゃせん)」だよね。他は別のもので代用できても、茶筅だけは無理だもん。
 

 

 

薄器や茶杓は見立て使いもできるけど、茶筅だけは揃えておかないと、お茶を点てられないわね。
 
しずばぁば

 

茶道には絶対欠かせない「茶筅(ちゃせん)」

 

今回は、お点前で行われる『茶筅通し(ちゃせんどおし)』の割稽古をしていきましょう。

 

 

裏千家茶道】なぜするの?茶筅通しの意味とは

 

ミッチ
そもそもなぜ『茶筅通し』が必要なの?何か意味があるの?
 

 

裏千家茶道を始めた方の中には、そんな疑問をお持ちの方も多いと思います。

 

なぜ茶筅通しをするのか?

その理由は、茶筅通しをいつするか?の種類によって違います。

 

まず、お点前の最初でする茶筅通しには、

 

  • 茶筅をお湯にならす
  • 茶筅の穂先が折れていないか調べる

 

という意味があります。

 

 

私たちもお風呂に入る前にはかけ湯をして、お湯に体を慣らすでしょう?茶筅も同じで、いきなりお茶を点てるのではなく、まずはお湯で慣らしてあげるのよ。
 
しずばぁば

 

 

また、おしまいの茶筅通しは、茶筅をきれいに洗うために行います。

 

  • 茶筅についたお茶を落とす

 

完全にきれいにするわけではありませんが、お茶であちこち汚してしまわないように、軽く洗うんですね。

 

 

ミッチ
イメージとしては、最初の茶筅通しはサラサラ、おしまいの茶筅通しは、シャカシャカって感じかな。
 

 

 

裏千家茶道】茶筅通しのやり方

では、基本の茶筅通しの方法です。

 

まず、茶碗にお湯(おしまいの茶筅通しは水)を入れ、茶筅を親指と人差し指で持って、茶碗に入れます。

 

茶筅は茶碗の3時くらいにくるように、そっと下ろし、手の甲が上に向くようにして、中指・薬指・小指を1~2時の位置に揃えてかけます。

 

裏千家茶道割稽古/基本の茶筅通しのやり方

 

全てにおいて、茶筅を5本の指で握ることはありません。親指と人差し指で持ち、あとの3本は添えるようにしましょう。 
しずばぁば

 

ミッチ
右手で茶筅を入れるのと同時に、左手を茶碗に添えてね。
 

 

反対側から見ると、こんな感じ。

中指・薬指・小指は揃えて、茶碗にかけます。

 

裏千家茶道割稽古/基本の茶筅通しのやり方

 

このように、親指と人差し指で茶筅を茶碗に置くことを、茶筅を打つ(トン)と言います。

 

 

ミッチ
「打つ」と言っても、本当に音をさせるように茶筅を置いちゃダメだよ!
 

 

高価なお茶碗が欠けると困りますので、そっと置くようにしましょうね。
 
しずばぁば

 

 

親指が上になるように持ち替えます。

 

裏千家茶道割稽古/基本の茶筅通しのやり方

 

 

ミッチ
この時も中指・薬指・小指は添えてるだけだよ。
 

 

 

茶筅を上に持ち上げ、 手首を手前に回しながら、おろします。

 

裏千家茶道割稽古/基本の茶筅通しのやり方

 

穂先が折れていないかどうか、調べるために回します。 
しずばぁば

 

ミッチ
上げる高さは、釜にかかっている柄杓の柄の位置までだよ!
 

 

 

最初と同じように、茶筅を3時の位置に置き、中指・薬指・小指は添えて1~2時に置きます。(打つ)

 

裏千家茶道割稽古/基本の茶筅通しのやり方

 

 

もちろんこの時も、そっと置くようにしましょう。
 
しずばぁば

 

もう1回、「上げて打つ」を繰り返します。

 

裏千家茶道割稽古/基本の茶筅通しのやり方

 

ミッチ
これで、2度上げ3度打ちになったね。
 

 

 

親指と人差し指で茶筅を持ち、軽く前後に振ります。

 

裏千家茶道割稽古/基本の茶筅通しのやり方

 

お湯になじませるためなので、ゆっくりサラサラと、振ってくださいね。
 
しずばぁば

 

 

「の」の字を書くように茶筅を回し、親指が上を向くように持ち替え、同時に左手も茶碗に添えるようにします。

 

裏千家茶道割稽古/基本の茶筅通しのやり方

 

ミッチ
ここが最大のポイント!右手の親指が上、茶碗を持っていた左手も5本の指を揃えて、軽く添えるようにしてね。
 

 

 

慣れてきたら、茶筅の紐の結び目が上になるようにするとベストです。

 

裏千家茶道割稽古/基本の茶筅通しのやり方

 

茶筅の位置は6時ですよ。
 
しずばぁば

 

ミッチ
ここで一瞬止まるとかっこいいよ!笑
 

 

 

穂先を上げるように引き上げ、所定の位置に置きます。

 

裏千家茶道割稽古/基本の茶筅通しのやり方

                         *本来の置き場とは違います。

 

 

茶筅を畳から取ったり置いたりするときも、握らないように。中指・薬指・小指は畳につけるようにするときれいですよ。
 
しずばぁば

 

 

最初とおしまいの茶筅通しの違い

 

最初とおしまいの茶筅通し。

2種類あるようですが、順番や回数が違うだけでやり方はほぼ同じです。

 

 

最初の茶筅通しは、まず茶筅をチェックし、お湯になじませてからゆっくりとサラサラ、おしまいの茶筅通しはお茶を落としてから軽くチェックするのよ。
 
しずばぁば

 

 

*最初の茶筅通しは2度上げ3度打ち

打つ→上げる→打つ→上げる→打つ→サラサラ→「の」の字

*おしまいの茶筅通しは1度上げ2度打ち

サラサラ→打つ→上げる→打つ→「の」の字

 

 茶筅を振るのが後か前か、また、茶筅を打ったり上げたりする回数が違うだけですね。

 

 

ミッチ
最初はトンサラサラ、おしまいはサラサラトンって覚えるといいよー!
 

 

 

裏千家茶道】茶筅通しのコツ

 

裏千家茶道割稽古/基本の茶筅通しのコツ

 

ポイント
  • 茶筅は親指と人差し指で持つ
  • 音は立てない
  • まっすぐ上げる
  • 手の向き、指の位置を意識する

 

茶筅をお湯になじませ、穂先の状態を調べるための茶筅通し。

 

手の向きや指の位置、右手と左手の動きなどを意識するのがきれいに見えるコツです。

 

 

ミッチ
緊張すると、茶筅がプルプルしちゃって、まっすぐ上がらないー!泣
 

 

茶筅が震えると目立つわよ(笑)。いつでもどこでも、だれの前でも落ち着いてできるように、しっかりお稽古しましょうね。
 
しずばぁば

 

 

 

 

皆さまの応援が励みになっております。

お役に立ちましたら、ポチっと応援よろしくお願いいたします。

にほんブログ村 その他趣味ブログ 茶の湯・茶道へ