裏千家茶道では、扇子はご挨拶の時や床の拝見の時などに自分の前に置き、「結界(これ以上そちらには行きません)」の意味で使います。
また、帯への差し方、持ち方、お客として席入りするときにも置き方に決まりがありますので、それぞれ見ていきますね。
- 【裏千家茶道】扇子の選び方・大きさは?
- 【裏千家茶道】扇子の差し方
- 【裏千家茶道】扇子の持ち方
- 【裏千家茶道】扇子の置き方(挨拶・拝見)
- 【裏千家茶道】扇子の置き方(席入り)
- 【裏千家茶道】扇子を使ったお月謝の渡し方
- 【裏千家茶道】扇子の扱い方のまとめ
【裏千家茶道】扇子の選び方・大きさは?
扇子の大きさは、流派や男女で違います。
裏千家では、このサイズが一般的。
男性用:6寸(約18センチ)
女性用:5寸(約15センチ)
【裏千家茶道】扇子の差し方
まずは、お稽古前など、普段手に持たないときの腰への差し方です。
裏千家では、左の腰に差しましょう。
【裏千家茶道】扇子の持ち方
扇子は親指と人差し指で挟み、他の指は添えるようにして持ちます。
親指と人差し指で鼻をつまむようにして持つ感じです。扇子から他の指が出てしまわないようにしましょう。
立っているとき、歩くときもこの形のままです。
【裏千家茶道】扇子の置き方(挨拶・拝見)
お稽古の前後や、床を拝見するときに扇子を使います。
扇子を置く場所は、自分の正面、縁内(へりうち)に畳1目分開けて、模様が自分の方を向くようにしておきましょう。
そのまま、ご挨拶をします。
【裏千家茶道】扇子の置き方(席入り)
さて、次にお客として席入りしたとき、座った時の扇子の置き方です。
1.正客の扇子の置き方
扇子の先を次客に向けて、自分の真後ろ、畳1目分あけて縁内(へりうち)に置きます。
2.次客以降の扇子の置き方
扇子の先を正客に向けて、自分の真後ろ、畳1目分あけて縁内(へりうち)に置きます。
【裏千家茶道】扇子を使ったお月謝の渡し方
もう1つ。扇子はお月謝を渡すときにも使います。
お月謝は封筒に入れ、軽く開いた扇子に乗せ、先生の前で180度右回りに回して、両横を持って出します。
扇子が返されたら、腰につけるか、そのままにじって下がりましょう。
【裏千家茶道】扇子の扱い方のまとめ
- ぎゅっと握らない
- 扇子の向きに気を付ける
- 開かない
扇子は持ち方と向きが大切です。
立つとき、歩くとき、つい意識が抜けてしまいがちですが、しっかり気を付けましょう。
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