裏千家茶道には「真(しん)」「行(ぎょう)」「草(そう)」の3種類のお辞儀があります。
どれも基本は同じ。難しくありませんが、きちんとできるのとできないのとでは大違い!
しっかり練習して、正しいお辞儀を身につけましょう。
真のお辞儀の方法
最大級の敬意を表すお辞儀。
お床(軸)を拝見するとき、お茶をいただくとき、亭主にお礼をいう時などに使います。
手のひらをぺたんとすべて畳に付けるお辞儀です。
- 背筋は伸ばし、腰から曲げる
- 手のひらは全部畳に付ける
- 肘をやさしく曲げる
手のひらはすべて畳に付けますが、あまりかがみこまないのがポイント。
腰からお辞儀をしますが、背中はまっすぐに。
肘は柔らかく曲げましょう。
下がってすぐ上げる!
ではなく、お辞儀をしたら、一呼吸おき、下げるときよりもゆっくりと戻るようにすると優雅に見えますよ。
行のお辞儀の方法
真よりは軽いお辞儀。
床(軸)を拝見するときや、問答をするときに使います。
真から少し腰を上げたのが行のお辞儀。
- 背筋は伸ばし、腰から曲げる
- 指の第二関節まで畳に付ける
- 肘は柔らかく曲げる
この時も背中から首にかけてはまっすぐにしましょう。
指の関節はあまり意識しなくてもいいかな。
手のひらがペタン!とついてなければ大丈夫です。
草のお辞儀の方法
最も軽いお辞儀。
客同士の軽い挨拶(お先に)などに使います。
行からさらに体を上げた状態のお辞儀。
- 背筋は伸ばし、腰から曲げる
- 指の第一関節まで畳に付ける
- 肘はつっぱらない
指先だけを軽く畳に付けたお辞儀ですが、よくやりがちな間違いは両手をそろえて肘を伸ばしてしまうこと。
体を曲げすぎない。肘をつっぱらない。
腕と胸で作るゆったりとした空間を大事にしましょう。
裏千家茶道 基本のお辞儀のまとめ
真・行・草のお辞儀。
茶道だけではなく、日常生活でも使える作法です。
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