3月の初めに、発表会を兼ねたお茶会がありました。
少し春らしくなったとはいえ、朝はまだ冬のような寒さ。季節的には炉点前になりますが、お部屋の兼ね合いもあり、風炉点前でのお茶会となりました。
冬に風炉点前をしてもいい?
お茶の世界では、風炉と炉の季節が決まっています。
5月~10月:風炉
11月~4月:炉
ただし、風炉は特別で、炉のお点前を夏にすることはできませんが、風炉のお点前は冬にすることも可能。
つまり、風炉は1年中使うことができるんです。
なので、冬や3月・4月といった春に風炉点前をしてもOK。
3月に風炉点前でのお茶会
まだまだ冬の名残がある3月の始めのお茶会。
ちょうどお雛祭りの季節でしたので、お道具組もそのように揃えました。
昨年同様、下座床(げざどこ)になります。
下座床とは?
通常は点前座の前方にある床を、点前座の後方にしつらえたもの。
お点前は鵬雲斎好みの平悠棚(へいゆうだな)を使った棚点前です。
襖もない仕切っただけの茶道口(まっすぐ茶道)ですが、お客様から見えない位置にお道具も設えて。
主茶碗は残り梅。
お雛や桃、桜の数茶碗、そして誰ヶ袖棗 など、春を感じられるものを揃えました。
ちなみに茶杓の銘は「春うらら」
コロナ禍も終わり、お茶会が2日間あったため、お菓子も2種類です。
こちらもひな祭りや梅花と、季節のお菓子にしています。
お茶会のお着物コーデ
さて、お茶会の着物コーデはこちら。
亭主になりますので、紋付の色無地を着ました。
こちらは付け下げ。
ほぼ地模様な感じで、派手ではないのでOK。
冬に風炉点前をしてもいい!
今回のお茶会のように、炉を切っていないお部屋でお点前をするとなると、方法は2つ。
- 置き炉でお点前をする
- 風炉点前をする
今年は急遽、炉の季節に風炉のお点前をすることになったため、アセアセのお稽古でしたが、風炉は1年中できることを頭に入れてお稽古しておきたいですね。
お茶会が終わったら、また炉のお点前に戻ります。
さ、がんばろう!
\辛いグズグズに/
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