ミッチ
襖(ふすま)の開け方・閉め方にも決まりがあるんだよね?
襖(ふすま)の開け方・閉め方にも作法があります。
裏千家でもお点前によって違うのですが、この記事では、基本の襖(ふすま)の開け方・閉め方を練習していきますね。
【裏千家】襖(ふすま)の開け方
襖(ふすま)は基本的に片手で開け閉めします。
まずは、開け方から。
開け方
- 左手を引き手にかけ、数センチ開ける
- そのまま左手を下げ、体の中央まで開ける
- 右手で手がかりを残して開ける
まず、左手(引き手に近い方)を引き手にかけ、数センチほど開けます。
そのまま左手を下にずらします。
ミッチ
どのくらいまで下げればいいの?
昔は8寸って言ってたので、だいたい24~25センチですね。
しずばぁば
そのまま体の中央まで開け、右手に変えます。
左手は膝の上。
そのまま右手で開けます。
左手と同じ高さをキープしましょう。
しずばぁば
ミッチ
最後まで開けちゃったらダメなんだよね?
全部開けてしまうと、閉めにくくなってしまいますからね。手でつかめるくらい(手がかり)の数センチ残しておいてくださいね。
しずばぁば
【裏千家】襖(ふすま)の閉め方
次は襖(ふすま)の閉め方です。
閉め方
- 右手で手がかりをつかみ、体の中央まで閉める
- 左手に持ち替えて、手の甲が当たるまで閉める
- 引き手を持ち、完全に閉める
ミッチ
ここで、開けるときに残しておいた「手がかり」が役立つんだね!
この部分があると持ちやすいでしょう?全部開いちゃっている場合は、がんばってつまみだしてね。笑
しずばぁば
体の中央まで閉めたら、右手に持ち替えて、手の甲が柱にあたるくらいまで閉めます。
開けるときと同じく、高さを変えないように気をつけましょう。
しずばぁば
最後は引手に手をかけて、ぴったりと閉めます。
裏千家茶道 襖(ふすま)の開け方・閉め方のまとめ
同じ茶道でも両手で開ける流派もあるようですが、裏千家茶道は片手で襖(ふすま)を開け閉めします。
引き手に近い方の手を出す。
持ちかえるのは体の真中で。
使わない方の手は膝の上に戻す。
お点前の途中でも襖(ふすま)を開け閉めすることがありますよね。
襖(ふすま)の開閉で手こずっていると、お点前が飛んじゃうことも・・・!
お点前に集中するためにも、まずは基本の開け方・閉め方をマスターしましょう。
ミッチ
あれ?どっちの手だっけな?ってマゴマゴしちゃう~(苦笑)
襖(ふすま)の向きにもよるけど、まず近い方の手を出すのが正解です。スッとできるように、しっかりお稽古しておきましょう。
しずばぁば
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