ミッチとしずばぁばのお茶談義

ミッチとしずばぁばのお茶談義

初心者向け茶道ブログ(裏千家茶道)です。

本ブログはプロモーションが含まれています

楽家の歴代家元一覧/読み方や覚え方のまとめ

楽焼の歴代家元一覧/読み方や覚え方のまとめ

 

ミッチ
先生から「楽歴代をそろそろ覚えなさいね」って言われたんだけど、さっぱりわからない(´;ω;`)ウッ…
 

 

たくさんいらっしゃるものね(笑)では今回は『楽焼の歴代家元』を見ていきましょう。
 
しずばぁば

 

楽家とは「千家十職」のうちの1つ、楽焼茶碗を作る茶碗師です。

 

当代は16代吉左衛門

初代から16代まで、同じ時期の裏千家お家元もあわせてご紹介していきますので、参考にしてくださいね。

 

 

 

楽家の歴代家元

 

初代「長次郎(ちょうじろう)」

 

●生年不詳~1589年

●楽焼の創設者

●利休七種茶碗(長次郎七種)となる黒楽3種、赤楽4種を制作

 

同時代の裏千家家元
  • 初代「利休(りきゅう)」

 

2代「常慶(じょうけい)」

 

●生年不詳~1635年

楽家の基礎を築き、吉左衛門を名乗る

●赤黒に加えて、白釉(香炉釉)を考案

 

同時代の裏千家家元
  • 初代「利休(りきゅう)」
  • 2代「小庵(しょうあん)」
  • 3代「宗旦(そうたん)」

 

3代「道入(どうにゅう)」

 

●1599年~1656年

●ノンコウとも呼ばれ、楽歴代随一の名工とされる

●黒釉、白釉、透明釉をかけあわせたモダンな作品を制作

 

同時代の裏千家家元
  • 2代「小庵(しょうあん)」
  • 3代「宗旦(そうたん)」
  • 4代「仙叟(せんそう)」

 

4代「一入(いちにゅう)」

 

●1640年~1696年

●道入から長次郎を意識した作風へと変化

●黒釉に朱色の釉を混ぜた「朱釉(しゅぐすり)」を完成させる

 

同時代の裏千家家元
  • 3代「宗旦(そうたん)」
  • 4代「仙叟(せんそう)」
  • 5代「常叟(じょうそう)」

 

5代「宗入(そうにゅう)」

 

●1664年~1716年

●一入の婿養子で尾形光琳のいとこ

●「カセ釉」という黒樂釉を使用

 

同時代の裏千家家元
  • 4代「仙叟(せんそう)」
  • 5代「常叟(じょうそう)」
  • 6代「六閑斎(りっかんさい)」

 

6代「左入(さにゅう)」

 

●1685年~1739年

●宗入の婿養子

●赤黒200碗の茶碗「左入二百」を制作

 

同時代の裏千家家元
  • 5代「常叟(じょうそう)」
  • 6代「六閑斎(りっかんさい)」
  • 7代「竺叟(ちくそう)」

 

7代「長入(ちょうにゅう)」

 

●1714年~1770年

●光沢の強い漆黒の釉調

●白っぽい薄赤色から赤みの強い色まで数種の釉調を持つ

 

同時代の裏千家家元
  • 6代「六閑斎(りっかんさい)」
  • 7代「竺叟(ちくそう)」
  • 8代「一燈(いっとう)」

 

8代「得入(とくにゅう)」

 

●1745年~1774年

●25歳で隠居のため作品数は最も少ない

●赤楽が有名

 

同時代の裏千家家元
  • 7代「竺叟(ちくそう)」
  • 8代「一燈(いっとう)」
  • 9代「不見斎(ふげんさい)」

 

9代「了入(りょうにゅう)」

 

●1756年~1834年

●得入の弟

●手捏ね技法におけるへら削りを強調

 

 

同時代の裏千家家元
  • 8代「一燈(いっとう)」
  • 9代「不見斎(ふげんさい)」
  • 10代「認徳斎(にんとくさい)」

 

10代「旦入(たんにゅう)」

 

●1795年~1854年

●了入のへら削りを完成させる

●赤楽に特徴がある

 

同時代の裏千家家元
  • 9代「不見斎(ふげんさい)」
  • 10代「認徳斎(にんとくさい)」
  • 11代「玄々斎(げんげんさい)」

 

11代「慶入(けいにゅう)」

 

●1817年~1902年

●旦入の婿養子

●茶碗以外にも茶器類や置物などを制作

 

同時代の裏千家家元
  • 10代「認徳斎(にんとくさい)」
  • 11代「玄々斎(げんげんさい)」
  • 12代「又玅斎(ゆうみょうさい)」

 

12代「弘入(こうにゅう)」

 

●1857年~1932年

●幕末明治の変革期に衰退した伝統文化を守る

●軽やかな赤色が特徴

 

同時代の裏千家家元
  • 11代「玄々斎(げんげんさい)」
  • 12代「又玅斎(ゆうみょうさい)
  • 13代「圓能斎(えんのうさい)」

 

13代「惺入(せいにゅう)」

 

●1887年~1944年

●茶道研究誌「茶道せゝらぎ」を発刊

釉薬の研究にも熱心で、様々な鉱石を釉薬に使用

 

同時代の裏千家家元
  • 12代「又玅斎(ゆうみょうさい)
  • 13代「圓能斎(えんのうさい)」
  • 14代「淡々斎(たんたんさい)」

 

14代「覚入(かくにゅう)」

 

●1918年~1980年

●財団法人樂美術館を設立

●伝統様式に現代性を融合させようとしたモダン性が特徴

 

同時代の裏千家家元
  • 13代「圓能斎(えんのうさい)」
  • 14代「淡々斎(たんたんさい)」
  • 15代「鵬雲斎(ほううんさい)」

 

15代「直入(じきにゅう)」

 

●1949年~

●佐川美術館の吉左衞門館、ならびに茶室を設計

●「焼貫」の技法を駆使し、大胆なへら削りによる彫刻的な作風

 

同時代の裏千家家元
  • 14代「淡々斎(たんたんさい)」
  • 15代「鵬雲斎(ほううんさい)」
  • 16代「坐忘斎(ざぼうさい)」

 

16代「吉左衛門(きちざえもん)」

 

●1981年~

●令和元年(2019)に16代を襲名

 

同時代の裏千家家元
  • 15代「鵬雲斎(ほううんさい)」
  • 16代「坐忘斎(ざぼうさい)」

 

楽家歴代家元の覚え方

 

初代から16代まで、ずらっと並べてもなかなか覚えられませんので(笑)

 

語呂合わせで覚えましょう!

 

「頂上の磯、幸鳥たけこ、性格じきに吉左衛門

 

ちょうじょうのいそ、さちとりたけこ、せいかくじきにきちざえもん

 

ちょう:長次郎(ちょうじろう)

じょう:常慶(じょうけい)

の:ンコウ(導入の別名)

い:一入(ちにゅう)

そ:宗入(うにゅう)

さ:左入(にゅう)

ち:長入(ょうにゅう)

と:得入(くにゅう)

り:了入(ょうにゅう)

た:旦入(んにゅう)

け:慶入(いにゅう)

こ:弘入(うにゅう)

せい:惺入(せいにゅう)

かく:覚入(かくにゅう)

じきに:直入(じきにゅう)

きちざえもん:吉左衛門きちざえもん

 

ミッチ
まぁ・・・無理やり感はあるけど、そのままよりは覚えやすい!笑
 

 

楽家の歴代家元のまとめ

 

楽焼の歴代家元一覧/読み方や覚え方のまとめ

 

楽焼茶碗を作っている楽家の初代家元から当代(16代)まで。

 

裏千家茶道をしていると、楽茶碗は必ず使うお道具です。

 

少しずつでいいので覚えていきましょうね。

 

お点前によって使う歴代家元も変わってきます。裏千家茶道の家元とも照らし合わせてみてくださいね。
 
しずばぁば

 

 

\着ない着物を現金に!/

着物売るなら《着物10》へ

 

 

皆さまの応援が励みになっております。

お役に立ちましたら、ポチっと応援よろしくお願いいたします。

にほんブログ村 その他趣味ブログ 茶の湯・茶道へ