筒茶碗とは、一般的な茶碗より細長い(底が深い)筒状のお茶碗のこと。
茶碗の拭き方や、茶筅を使うときの持ち方が少し違ってきますので、詳しくご紹介しますね。
筒茶碗とは?
筒茶碗とは、底が深く筒状をしているお茶碗を指します。
そのため、筒茶碗を使う季節は冬。
冬のお点前、特に1月~2月厳寒の時期に使われることが多いと思います。
筒茶碗の扱い方
筒茶碗の扱い方で大切なのは、茶巾で清めるときと、茶筅を使う時です。
茶巾で拭くとき
1.お湯を捨て、茶巾を入れたら、まず「い」「り」と底を拭き、いつものように茶巾を置きます。
2.茶巾の手前側を人差し指と中指の2本で挟み、人差し指を外側に向けて茶碗の縁にかけます。
3.いつものように、3回半回して拭き、正面を正します。
4.茶巾で茶碗をつかんだまま、右手で膝前に置き、茶巾を上に抜き取ります。
5.茶巾を左手に乗せ、折り返します。
6.親指を上にして逆手に持ち、くるりと回して所定の位置(釜の蓋)に置きます。
茶筅通し&お茶を点てるとき
底が深いため、茶筅を入れるとき(茶を点てるとき・茶筅通しのとき)は、茶碗を斜めにして行います。
筒茶碗の扱い方のコツ
筒茶碗の扱い方で大きく違う点は、茶巾で清めるときです。
茶碗の中は見えにくいと思いますので、分かりやすくやってみますね。
分かりますか?
茶巾の手前を挟み、持ち上げた内側(★印の面)を外側に向けて、左手の親指のそばにかけましょう。
筒茶碗の持ち方については、いろいろあるようですが、手が届かないほど細長いお茶碗もあまりないと思うので、いつもと同じように持って大丈夫です。
- 「い」「り」→回して拭く
- チョキの手で取る
- 茶巾ごと置く
- 茶筅を使うときは傾ける
- 柄杓を使う時こぼさないよう注意する
\保管もOK!/
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