
11月から炉の季節が始まります。
炉開きを控えて、「炉のお点前ってどうだったっけ?」と不安に感じている方も多いのではないでしょうか。
なにせ半年ぶりですから。
そこで、この記事では、炉開き前に抑えておきたいポイントをご紹介していきますね。
>>>炉開きの様子はこちら
炉のお道具
炉で使うお道具。
特に気を付けたいのは、柄杓と蓋置です。
炉用の蓋置
炉では節の位置が真ん中よりの蓋置を使います。

>>>炉と風炉の蓋置セット ![]()
炉用の柄杓
炉用の柄杓は、風炉用の柄杓よりも合が大きく、切止めの形も違います。


炉用は皮を削いである方。
合をふせて置いたときに、畳にペタッとつくようになっています。
>>>炉と風炉の柄杓セット ![]()
炉の柄杓の扱い
炉の柄杓は、取り方が2種類。置き方は1種類です。

炉の位置
炉のお点前で気を付けたいポイントです。
炉点前の位置
炉は畳中央に水指を置きます。

炉の点前座の位置
炉の点前座は、斜め45度。炉縁を狙って座ります。

ただし、お点前の種類によって、外隅狙いと内隅狙いがありますので、確認しておきましょう。

棗(茶入)や茶筅は、水指(または棚)と炉縁を結んだ線上に並べます。
お道具を出す位置
炉がありますので、お茶や道具を拝見に出す位置も変わってきます。

点前座の位置、客付の位置。どの位置で出すかが大切です。
炉のお点前
お点前の基本的な流れは風炉と同じですが、少しずつ違う点がありますので、注意が必要です。
襖は閉める
風炉の場合、濃茶点前では襖を閉め、薄茶点前では襖を閉めませんが、炉では濃茶点前でも薄茶点前でも襖を閉めます。

中蓋・中仕舞いがある
炉の濃茶点前では、茶筅通しの間に蓋をする「中蓋」、お茶を練って出した後、いったん釜の蓋を閉める「中仕舞い」があります。

濃茶を出し、正客に服加減を聞いた後、中仕舞いをします。

炉のお稽古前に確認したいこと まとめ
- 蓋置の種類
- 柄杓の種類
- 柄杓の扱い方
- お道具、点前座の位置
- 襖は閉める
- 中蓋、中仕舞いの有無
11月、炉開きまであと少し。
炉のお稽古前に、しっかり確認して、スムーズにお稽古を始められるようにして置きましょう。
↓まずは平点前から!
\着物でお稽古してみない?/
皆さまの応援が励みになっております。
お役に立ちましたら、ポチっと応援よろしくお願いいたします。
↓