ミッチとしずばぁばのお茶談義

ミッチとしずばぁばのお茶談義

初心者向け茶道ブログ(裏千家茶道)です。

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平棗の扱い方/清め方・お茶の入れ方(裏千家茶道)

平棗の扱い方・清め方・お茶の入れ方(裏千家茶道)

 

ミッチ
棗にもいろいろ種類があるけど、扱い方はどれも同じ?
 

 

大きさが違う大中小の棗は同じだけど、平棗だけは扱い方が違うのよ。では、今回は『平棗の扱い方』についてお稽古していきましょう。
 
しずばぁば

 

 

棗とは薄茶を入れる薄器の1種です。

 

大きさだけが違う大棗・中棗・小棗はすべて基本の扱い方ですが、形が少し違う平棗は清めるとき、お茶を入れるときの扱い方が変わってきますので、気を付けましょう。

 

 

 

平棗とは?

 

棗には大きさの違う「大棗」「中棗」「小棗」、そして形が違う平棗(読み方:ひらなつめ)があります。

 

大棗

中棗

小棗

 

大中小は形は同じですが、大きさが違い、扱い方はどれも基本です。

 

また、平棗は棗の中でもその名の通り、平べったい形をしている棗を指します。

 

平棗の扱い方・清め方・お茶の入れ方(裏千家茶道)

 

楽天市場にはこんな平棗があります

 

Amazonにはこんな平棗があります

 

それでは、平棗の扱い方を見ていきましょう。

 

 

平棗のお茶のはき方

 

薄器によって、お茶のはき方(山の形)が違うのよ。
 
しずばぁば
ミッチ
え?まず、そこから違うの!?
 

 

 

一般的な棗は薄茶を小山のようにお茶を入れます。

 

ですが、平棗はなだらかな曲線を描くように入れましょう。

 

平棗の扱い方・清め方・お茶の入れ方(裏千家茶道)

 

ちなみに、吹雪などはもっととんがった山になるように入れるんですよ。
 
しずばぁば

 

ミッチ
お稽古前の準備から、この棗はどういう風に入れるのかな?って気をつけようね!
 

 

 

平棗の扱い方

平棗の清め方

 

まずは、清めるときのやり方です。

 

帛紗の扱いは同じですので、「草の帛紗捌き」を参考にさばいてくださいね。
 
しずばぁば

 

 

1.右手に帛紗を持ち、左手で平棗を上から持ちます。

 

平棗の扱い方・清め方・お茶の入れ方(裏千家茶道)

 

ミッチ
普通の棗を清めるときは横から取るでしょ?じゃなくて、上から持つんだよ。
 

 

 

2.帛紗を握りんだ右手で横から支えるようにして持ち、左手をそのまま下に回して、平棗を左手の平に乗せます。

 

平棗の扱い方・清め方・お茶の入れ方(裏千家茶道)

 

ここからの清め方は基本と同じです。「棗の清め方」をご覧くださいね。
 
しずばぁば

 

 

3.蓋を「こ」の字に拭き、帛紗を広げて上部も清めます。

 

平棗の扱い方・清め方・お茶の入れ方(裏千家茶道)

 

4.帛紗を右に抜き、そのまま帛紗を握りこんで、再び横から持ちます。

 

平棗の扱い方・清め方・お茶の入れ方(裏千家茶道)

 

ミッチ
お茶がいっぱい入ってるからね。落とさないように、しっかり持ってね!
 

 

 

5.先ほどの逆。左手の平を上に回し、上から平棗を持ちます。

 

平棗の扱い方・清め方・お茶の入れ方(裏千家茶道)

 

6.上から持ったまま、所定の位置に置きます。

 

平棗の扱い方・清め方・お茶の入れ方(裏千家茶道)

 

基本の棗は横から持ち、横を持ったまま置きますが、いったん手の平に乗せるのがポイントです。
 
しずばぁば

 

 

平棗のお茶の入れ方

 

ミッチ
今度は、茶碗にお茶を入れるときのやり方だよ!
 

 

1.清めるときと同様に、まず左手で上から持ち、茶杓を握りこんだ右手で横から持って左手を下へ回して手の平に乗せます。

 

平棗の扱い方・清め方・お茶の入れ方(裏千家茶道)

 

ここまでは体は起こしたままです。かがみこまないよう気を付けましょう。
 
しずばぁば

 

 

2.左手に乗せたまま茶碗の横に行き、右手で蓋を取って、定座(茶碗の右斜め前)に置きます。

 

平棗の扱い方・清め方・お茶の入れ方(裏千家茶道)

 

お茶がこぼれても大丈夫なよう、ここで初めて茶碗に近づけてくださいね。
 
しずばぁば

 

3.蓋を閉め、再び右手で茶杓を握りこんで横から持ち、左手を上に回して上から持ち、定座に置きます。

 

平棗の扱い方・清め方・お茶の入れ方(裏千家茶道)

 

ミッチ
お稽古後だからお茶が入ってないけど、入ってると思ってねー(笑)
 

 

 

平棗の扱い方のコツ

 

ポイント
  • お茶はなだらかに入れる
  • 上を持って取り置き
  • 手の平に乗せて扱う

 

ひと手間増えてややこしく感じるかもしれませんが、要は手の平に乗せて扱うことに注意すればOK。

 

そのためには上から持って、持ち替えることが必要になります。

 

何度もお稽古して、慣れていきましょう!

 

 

濃茶器の大海(たいかい)内海(たいかい)も同じ扱いですので、しっかり覚えましょうね。
 
しずばぁば

 

ミッチ
「平棗だ!」「これは平棗だ!!」って思っておかないと、ふっと横からもってしまいそうになる・・・がんばる・・・笑
 

 

 

 

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