「お茶をしてみたいけど、何を着て行っていいかわからない」
そんな風に思う方も多いのではないでしょうか。
実際のお稽古は、着物じゃなくても大丈夫なのですが、洋服でも最低限の決まりごとがあります。
そこで今回は、茶道のお稽古の服装マナーについてお話していきたいと思います。
茶道のお稽古は着物じゃないとダメなの?
まず最初に、茶道のお稽古に着物は必須ではありません。洋服でもちゃんとお稽古することができますのでご安心ください。
着物であれば、普通に着物を着ていけばOK。
ですが、洋服の場合は、なんでもいいというわけではありません。
茶道のお稽古の服装マナー
茶道のお稽古に洋服を着ていく場合の、最低限のマナーがこちら。
- ひざ丈以上のスカート
- あまり肌を露出しない
- 白い靴下を持参する
- 貴金属はつけない
- 香水はつけない
- ネイルは落とす
- お稽古着を準備する
茶道のお稽古は畳でしますので、畳が傷むようなデニム、硬い生地のものは履かないようにしましょう。
正座をしたり、立ったり座ったりしますので、あまり短いスカートもやめた方がいいわね。
畳に上がるときは、靴下を履き替えますので、新しい靴下を持参しましょう。できれば白がおすすめです。
また、指輪・ブレスレット・ピアス・ネックレスなどの貴金属も禁止です。
お茶の香り、お香の香りを楽しむために、香水類もつけないようにしてくださいね。
お茶会もお茶事でも服装マナー同じですが、お稽古の場合はさらに、懐紙を入れたり、帛紗を腰につけるためのお稽古着も必要です。
茶道のお稽古には着物がおすすめ
茶道のお稽古に着物がおすすめな理由は、茶道の所作がよく分かるからです。
「肘をひいて」
「体ごと向きを変えて」
「膝に手をあてて」
お点前の流れでの所作ですが、何のためにしているのか?というのも、着物を着るとよくわかるんですね。
「なるほど、肘を引くのは袖が当たらないようにするためか」
「体ごと向きを変えないと、裾がはだけるな」
「膝に手をあてるのは、ずれないようにするためか」
茶道は着物で行うという前提なため、洋服では「何のためにしているかよくわからない」という所作もすんなりと理解できます。
また、着物を着るとわかるのですが、とにかく着物は動きが制限されます。
その制限の中できれいに動かなくてはいけません。袖が邪魔だったり、立ちにくかったり、方向を変えにくかったり。
着物でお稽古することは、きれいに動くことにもつながりますので。
なので、できるだけ着物を着てお稽古することをおすすめします。
気分も上がりますよ。
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