着物と帯の組み合わせ方に、はっきりとした決まりはありませんが、格の違いや色合わせなど、悩むことも多いですよね。
そんな時におすすめなのがセルフシミュレーション。
これで着物の組み合わせ方に悩むことはなくなります!
着物と帯の格を揃える
着物には「格式」というものがあります。
いわゆる着物のランクで、格の高い順から並べるとこうなります。
1.礼装着(第一礼装)
黒留袖・振袖・黒紋付など。
最もフォーマルな着物で、金糸や銀糸の入った袋帯や帯締め(平)を合わせる。
2.略礼装着(準礼装着)
色留袖・訪問着・付け下げ・色無地など。
礼装着よりも、ややカジュアルな着物で、袋帯から名古屋帯まで可能。小物も帯に合わせて。
3.外出着・町着
小紋・紬・浴衣など。
最も応用範囲の広い、カジュアルな普段着用の着物で、名古屋帯を合わせる。帯締め(丸)もカジュアルに。
紋付か紋無しかで、格も少し変わるのですが(紋付だとよりフォーマルになる)、格の高い着物には豪華な袋帯、格が下がるにつれ、帯や小物も格を下げたものを合わせるというわけですね。
組み合わせを考えよう
着物や帯の格を知識として頭に入れた上で、自分の着物と向き合ってみましょう。
着物・帯・小物の全部出し
まずは、自分の持っている着物や帯、小物類をすべて出していきます。
とりあえず全部出し。
着物は出したら、訪問着・色無地・小紋など、ざっくり山分けにします。
帯も見やすいように並べて。
サイズを測る
着物生活をしていると、着なくなった方から着物を譲り受けることも多いと思います。
自分であつらえた着物以外の場合は、大きさも重要ですので、自分の体に合うかどうか、きちんと測っておくことも大切。
組み合わせを考える
自分のサイズに合ったものを全部並べたら、着物を1枚取り、帯を合わせていきましょう。
色合わせを考えつつ、置いてみる。
そして、合いそうな帯が見つかったら、小物も組み合わせます。
分かりますか?
着物も帯も帯締めも同じ。
ですが、帯揚げが違うだけで、雰囲気が違ってきますよね。
1枚終わったら、次の1枚へと移ります。
格を合わせ、色合わせを考えながら、とにかくどんどん組み合わせて。
帯締めが違うと、また雰囲気が変わるでしょ?
このようにして、次々と合わせていきましょう。
このとき大切なのが、毎回写真を撮っておくということ。
帯締めは何本か一緒に撮ってもOK。
こうしておけば、写真を見ながら、着るものをスッと決められて便利です。
着物と帯の組み合わせ方のまとめ
着物の格ごとに、帯や帯締め、帯揚げを組み合わせて、写真に撮る。
最初は少し大変ですが、やっておくと後々の着物ライフがぐっと楽になること間違いなし!
着物と帯のセルフシミュレーション。
ぜひやってみてくださいね。
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