裏千家茶道のお道具で、建水にもいろいろな種類があります。
木地でできた曲げ建水もその1つ。
向きなどに気を付ける必要がありますので、詳しく見ていきますね。
曲げ建水とは?
曲建水(まげけんすい)とは木地を曲げて作られた建水です。
木地のままが正式とされていますが、塗りの曲げ建水もあります。
曲げ建水はいつ使う?
曲げ建水は小習いのお点前では基本的に使えます。
特に入子点(いれこだて)といって、道具を持ち運ぶのが困難な方におすすめのお点前の時に、仕組んだ茶碗を入れて運び出す時に使う建水です。
>>>お点前の種類一覧
>>>入子点(風炉)
曲げ建水の下準備
曲げ建水は木地のため、しっかり濡らしてから使いましょう。
水に濡らした曲げ建水を乾いた布巾で拭き、木地を止めている綴目を手前にして準備します。
曲げ建水の扱い方
では、曲げ建水の扱い方です。
今回は風炉点前でご紹介しますが、炉点前でも扱い方は同じです。
曲げ建水の運び出し方
まず、運びだし。
曲げ建水の綴目に親指をかけるようにして運びます。
曲げ建水の上げ方
曲げ建水を上げるときは、6時方向の綴目を持ち、親指(綴目)が9時に向くように45度回しながら上げます。
曲げ建水の下げ方
柄杓を清める際、曲げ建水を下げるときは、同じく9時方向の綴目に親指をかけて持ち、今度は親指(綴目)が6時に向くように45度回しながら、下げます。
曲げ建水の扱い方のまとめ
- しっかり濡らす
- 綴目は手前
- 6時→9時→6時
木地のお道具(曲建水や水指)は、濡らして準備することが大切です。
また綴目の位置に気を付けて扱ってくださいね。
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