5~10月までの風炉が終わり、11月から炉が始まるときに行われるのが炉開きです。
正式な茶事(口切の茶事)はできなくても、気分を改めるためにも大切な行事です。
>>>2023年炉開きの様子
炉開きとは?
炉開きとは、炉を開いて火を入れ、その年に摘んだ新茶をいただく、おめでたい行事です。
炉の始まる時期、11月に行われ、お茶の世界でのお正月と言われています。
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>>>茶壷(裏千家茶道具)
炉開きはいつするの?
炉開きは亥の月、亥の子の日に行われます。
これは、水の気を持つ亥の子の日に火を入れると、火事にならないとされているから。
ちなみに亥の子の日は毎年変わり、
2022年 11月6日
2023年 11月13日(新暦では1日)
2024年 11月7日
2025年 11月2日
となっています。
炉開きの着物
炉開きはおめでたい行事なので、正式な着物がおすすめです。
紋付の色無地に、華やかな帯で。
もちろんこれが絶対ではありません。お教室によっても違うと思いますので、先生やお姉さま方に確認してくださいね。
炉開きの流れ
私たちはぷち茶事風に。
炭点前と濃茶点前を先生に見せていただき、薄茶点前は順番にしています。
炉開きにぜんざいを食べるのはなぜ?
*本来は黒文字と赤すぎのお箸を使います。(お稽古場では写真が撮れないので、代わりに雰囲気だけ)
炉開きにはぜんざいをいただくことが多いと思います。
これにも意味があって、炉開きは亥月の亥の日(11月)に行われるのですが、亥の月日というのは、陰にあたります。
なので、逆の陽である小豆をいただき、陰陽の和合を図っているのだそう。
また、懐石を用意するのは大変なので、主菓子よりも少し重たいぜんざいを食べるとも言われています。
ぜんざいは「善哉(よきかな)」とも書きますので、おめでたい席にぴったりという説もあり、ともかく、炉開きにはぜんざいが一般的になっています。
炉開きのまとめ
風炉から炉に変わるとき、亥の月日に行われる炉開き。
- 11月(亥の子の日)に行われる
- 炉に初めて火を入れる
- 着物は色無地がおすすめ
- ぜんざいが多い
- ぷち茶事風にしても◎
\保管もOK!/
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