ミッチとしずばぁばのお茶談義

ミッチとしずばぁばのお茶談義

初心者向け茶道ブログ(裏千家茶道)です。

【風炉】濃茶の運び点前/裏千家茶道 基本の平点前


スポンサーリンク

【風炉】濃茶の運び点前/裏千家茶道基本の平点前

 

ミッチ
5月!風炉の季節がやってきたね!!風炉のお点前は半年ぶり・・・覚えてるかな?笑
 

 

まずは基本を大切に、ということで、今回は基本の平点前『風炉の濃茶の運び点前』をお稽古していきましょう。
 
しずばぁば

 

 

濃茶点前の場合、炉と風炉では座る位置や柄杓の扱いの他に、水差しを開けるタイミングが違ってきます。

 

それでは、詳しく見ていきましょう。

 

 

 

 

風炉の濃茶運び点前で必要なお道具

 

  • 風炉
  • 風炉
  • 水差し
  • 茶入れ
  • 茶碗(楽茶碗・萩など。絵がついていないもの)
  • 茶杓
  • 茶筅
  • 茶巾
  • 柄杓(風炉用)
  • 蓋置(竹・風炉用)
  • 建水
  • お菓子(主菓子)

 

 

 

風炉】濃茶運び点前の水屋仕事

 

【風炉】濃茶の運び点前/裏千家茶道基本の平点前

 

まずはお点前に入る前の水屋仕事(下準備)です。

 

1.風炉を手前から16目(24センチ)開けて置き、釜の蓋の向こう側を切る

 

2.風炉の右横に、水差しに水を8分目ほど入れて置く

 

運び8分に置き9分」と言って、運び点前の場合は8分目ほど水を入れておきましょう。
 
しずばぁば

 

3.人数分の濃茶を入れた茶入れを水差しの前に荘る

 

4.茶碗に、たたんだ茶巾、茶筅茶杓を仕組む

 

5.建水に竹の蓋置と柄杓(風炉用)を仕組む

 

6.お菓子を出し、茶道口で主客総礼。襖を閉める

 

 

風炉】濃茶運び点前の手順

 

1.すべて仕組んだ茶碗を膝前に置いて茶道口に座り、ふすまを開けます。

 

【風炉】濃茶の運び点前/裏千家茶道基本の平点前

 

2.右手で茶碗を取って左手の平に乗せ、右手を添えて持ち、右足から入って正面に進み、畳の中央に座ります。

 

3.茶碗の右横、左手前を持って、勝手付に置きます。

 

4.茶入れを右手で右にずらし、茶碗を左手前→右横→左横と持って、茶入れの左横に置きます(置き合わせ)

 

【風炉】濃茶の運び点前/裏千家茶道基本の平点前

 

ミッチ
水差し・茶入れ・茶碗の中心が二等辺三角形になるように置こうね。
 

 

5.右回りで水屋に下がります。

 

6.建水を左手で持って右足から入り、180度向きを変えて座り、ふすまを閉めます。

 

7.左膝から立ち、畳の真ん中を歩いて、点前畳に入ったら、右→左→右(揃える)で定座に座り、左手をまっすぐおろして建水を置きます。

 

【風炉】濃茶の運び点前/裏千家茶道基本の平点前

 

風炉でも濃茶点前の時は襖を閉めますよ。
 
しずばぁば

 

8.左手で柄杓の節の下を持ち、右手で切り止めに添えて持ち直し、構えます(鏡柄杓)

 

 

 

鏡柄杓のやり方は『柄杓の構え方』を参考にしてくださいね。
 
しずばぁば

 

9.柄杓を構えたまま、右手で蓋置を取り、柄杓の内側を通って、いったん正面を確かめてから風炉敷板の左角前に置きます。

 

10.柄杓を右手で上から持ち直し、合を蓋置に音をさせて引き置き、柄を10センチくらいの高さからポトンと落とし、主客総礼をします。

 

【風炉】濃茶の運び点前/裏千家茶道基本の平点前

 

11.左手で建水を風炉先ちょうど(壁から5~7目)まで上げ、座る位置や着物が乱れていたら直し、「1.2.3」と数えるようにして呼吸を整えます。

 

【風炉】濃茶の運び点前/裏千家茶道基本の平点前

 

ミッチ
総礼の時、お客様は真のお辞儀。亭主は草のお辞儀をしようね。 

 

亭主は点前畳にべったりと手の平をつけないように気を付けましょう。
 
しずばぁば

 

12.茶碗を左真横、右真横と二手で扱い、膝正面の少し奥に置きます。

 

13.右手で茶入れを横から取り、膝と茶碗の間に置きます。

 

14.仕覆の緒を解き、仕覆を開いて脱がせ、茶入を茶碗と膝の間に置きます。

 

15.仕覆を右手で左へ打ち返し(釜の方へ)、右手で仕覆の底を持って釜と水差しの間に置きます。

 

【風炉】濃茶の運び点前/裏千家茶道基本の平点前

 

仕覆は風炉板の向こうと揃えるようにして置きましょう。
 
しずばぁば

 

16.四方捌きをし、茶入れを清めたら水差しの左前に置きます。

 

17.帛紗をさばきなおして、茶杓を清め、茶入れの蓋(つまみの左側・火に近い方)に開先を上にして置きます。

 

【風炉】濃茶の運び点前/裏千家茶道基本の平点前

 

 

ミッチ
茶入れの扱い、茶杓の清め方については『茶入れの清め方・仕覆の解き方』『四方捌きのやり方』『茶杓の清め方』を見てね。 

 

18.右手で茶筅を取り、茶入れの右横に置きます。

 

19.(塗蓋の場合)帛紗で二引きします。

 

水差しの蓋が塗蓋の場合は、帛紗を折り返して二引きをしてから茶巾を置くんですよ。共蓋の場合は、拭かなくて大丈夫です。
 
しずばぁば

 

20.右手で茶碗を少し前(点てやすい位置)に置き、茶巾を水差しの蓋の上に置きます。

 

【風炉】濃茶の運び点前/裏千家茶道基本の平点前

 

21.帛紗を左手の人差し指と中指で挟み、右手で柄杓を取って構え(鏡柄杓)、挟んだ帛紗を右手で取って、釜の蓋を開けます。

 

22.釜の蓋を蓋置の上に置き、帛紗を建水の後ろに置きます。

 

ミッチ
炉のお点前と違って、中蓋はしないから、帛紗は仮置きしなくていいんだね!
 

 

23.右手に柄杓を持ち替え、湯を茶碗に入れ、釜の上に置き柄杓で置きます。

 

24.茶筅通し(2度上げ3度打ち)をし、茶筅をもとの位置に戻します。

 

25.右手で茶碗を取り、左手に持ち替えて湯を捨て、右手で茶巾を取って茶碗を清めます。

 

26.茶碗を膝正面に置き、茶巾を釜の蓋の上に置きます。

 

【風炉】濃茶の運び点前/裏千家茶道基本の平点前

 

茶筅通しの方法」「茶碗の拭き方」は基本と同じです。
 
しずばぁば

 

27.右手で茶杓を取り、左手で茶入れを左横から取って、茶杓を握りこんで茶入れの蓋を開け、茶碗の右横に置きます。

 

28.茶杓で茶を3杯くみ出し、茶杓を茶碗の右にかけます。

 

29.茶入れを手前に回して、お茶を全て出します。

 

30.右手の親指で茶入れの口の下側、人差し指で上側を清め、汚れた指を懐中している懐紙で拭き、右手で蓋をして左手で元の位置に戻します。

 

濃茶の入れ方、扱い方については『炉の濃茶の運び点前』に詳しく載せていますので、ご覧くださいね。
 
しずばぁば

 

31.茶杓を右手で取り、左手で扱ってから茶を「三」とならし茶碗の縁で軽く開先付近を打って、茶入れの上に戻します。

 

32.右手で水差しの蓋(つまみ)を取り、左手で9時の位置を持ち、蓋を縦にしながら(つまみが右に来るように)、右手で11時の位置を持って、水差しの左側に立てかけます。

 

【風炉】濃茶の運び点前/裏千家茶道基本の平点前

 

33.柄杓を右手で上から取って、左手で扱い、水を1杓釜にさしてから茶碗にお湯を入れ、残った湯は釜に戻して、切り柄杓で釜にあずけます。

 

【風炉】濃茶の運び点前/裏千家茶道基本の平点前

 

ミッチ
風炉濃茶点前では、お茶を練る前に水を釜に入れるんだよ。忘れないようにしようね。
 

 

34.茶をよく練り、茶筅を左横に預けて、再び湯を汲み、左手で茶筅を持ち上げて湯を入れます。

 

35.茶筅をそのまま置き、柄杓の湯を釜にあけ、置き柄杓で預けます。

 

36.右手で茶筅を取り、茶を練り上げます。

 

37.茶碗を右手で左手のひらに乗せ、向こうから手前へ二度ほど回し、正面が客に向くようにして定座に出します。

 

【風炉】濃茶の運び点前/裏千家茶道基本の平点前

 

38.正客が茶を一口飲んだところで、草に手をつき、

 

亭主(草)「お服加減はいかがでございますか」

正客(右手のみ草)「結構でございます」

 

と、問答します。

 

39.問答後、客付きに向きます。

 

濃茶の取り方や飲み方や問答方法など、お客の作法については『お茶の取り方(膝行膝退)』『濃茶の飲み方』に詳しく載せています。
 
しずばぁば

 

40.次客が一口飲むと、

 

正客(どちらも真)「大変おいしくいただきました」

正客(行)「お茶名は?」

亭主(行)「〇〇でございます」

正客(行)「お詰めは?」

亭主(行)「〇〇でございます」

正客(どちらも真)「ありがとうございました」

 

と問答します。

 

【風炉】濃茶の運び点前/裏千家茶道基本の平点前

 

41.末客の吸いきりで、点前座に戻ります。

 

42.上から柄杓を取って、水を釜に1杓差し、引き柄杓で釜に預けて、帛紗を腰につけます。

 

【風炉】濃茶の運び点前/裏千家茶道基本の平点前

 

43.茶碗が戻ると、右手で取り、左手で扱ってから膝前正面に置き、主客総礼をします。

 

44.柄杓を取って、湯を茶碗に入れ、置き柄杓で釜に預けます。

 

45.右手で茶碗を取り、左手で建水に湯を捨てます。

 

46.右手に持ち替えて茶碗を膝正面に置き、草に手をついて

 

亭主(草)「一応おしまいにいたします」

正客(真)「どうぞ」

 

と挨拶をします。

 

【風炉】濃茶の運び点前/裏千家茶道基本の平点前

 

ミッチ
お茶事ではこの後に薄茶を飲むから「一応お終い」なんだよ。
 

 

47.右手で柄杓を上から取って、水を茶碗に入れ、引き柄杓で釜に置きます。

 

【風炉】濃茶の運び点前/裏千家茶道基本の平点前

 

濃茶に平点前では引き柄杓が2回あります。
 
しずばぁば

 

48.おしまいの茶筅通し(1度上げ2度打ち)をし、茶筅を元の位置に戻します。

 

49.右手で茶碗を取り、左に持ち替えて茶碗の水を捨て、右手で茶巾を茶碗に入れて、正面に置きます。

 

50.茶筅を茶碗に入れ、右手で茶杓を取って、建水を引きます。

 

【風炉】濃茶の運び点前/裏千家茶道基本の平点前

 

ミッチ
風炉先と建水の間は柄杓の合1つ分!柄杓を置いたときに、風炉先ぎりぎりラインになるようにしようね。
 

 

51.帛紗を左手で腰から取り、右手の茶杓を握りこんだまま草にさばいて、茶杓を清め、茶碗に開先を下にふせて置きます。

 

52.帛紗を左手に握りこんだまま、右手で茶碗を左膝前、茶入れを右膝前に置き合わせます。(中仕舞い)

 

【風炉】濃茶の運び点前/裏千家茶道基本の平点前

 

中仕舞いができるお点前(炉の内隅狙いのお点前)は中仕舞いをしましょう。
 
しずばぁば

 

53.帛紗を建水の上で2度はたき、腰につけます。

 

【風炉】濃茶の運び点前/裏千家茶道基本の平点前

 

54.柄杓を上から取り、釜に水を1杓さし、柄杓を構えて、右手で釜の蓋を閉めます。

 

55.柄杓を蓋置きの上に静かに置き、水差しの蓋を、右手、左手、右手の三手で閉めます。

 

【風炉】濃茶の運び点前/裏千家茶道基本の平点前

 

ミッチ
水差しの蓋閉めた!はい!正客の出番!!
 

 

56.正客から茶入れ、茶杓、仕覆の拝見所望があれば、これを受け、柄杓を右手で持ち上げるようにして取り、左手で建水にふせて置きます。

 

57.右手で蓋置きを取り、左手で横からもち、建水のうしろに置きます。

 

【風炉】濃茶の運び点前/裏千家茶道基本の平点前

 

柄杓の合はぴったりになりましたか?
 
しずばぁば

 

58.茶碗の右横持って、勝手付に一手で置きます。

 

【風炉】濃茶の運び点前/裏千家茶道基本の平点前

 

ミッチ
茶碗は壁につけすぎないように。柄杓と茶筅と蓋置が真っすぐになるようにしよう。
 

 

59.茶入れを右手で横から取り、左手に乗せて客付に回ります。

 

60.帛紗を草にさばいて清め、出します。

 

61.帛紗を腰につけ、点前座に戻り、右手で茶杓を取って左に持ち替え、客付に向いて右手で茶入れの右横に出します。

 

62.再び点前座に戻り、右手で仕覆の底を持ち、左手に乗せて客付きに回り、出します。

 

【風炉】濃茶の運び点前/裏千家茶道基本の平点前

 

お道具の拝見の出し方は「【風炉】お道具拝見の出し方」をご覧くださいね。
 
しずばぁば

 

63.点前座に向き、さらにひと膝勝手付を向いて、右手で柄杓と蓋置を、左手で建水を持って左膝から立ち、建水回りで水屋に下がります。

 

64.建水を膝前に置いて座り、蓋置を左手で建水の右側に置き、柄杓を左手で扱って右手でくるりと回して建水の上に横一文字に伏せ(合はかけない)、ふすまを開けて水屋に下がります。

 

65.右足で入って点前座に座り、茶碗を右手で取って左手に乗せ、右手を添えて時計回りで下がります。

 

66.水差しを持って時計回りで下がり、正面に置いて襖を閉めます。

 

【風炉】濃茶の運び点前/裏千家茶道基本の平点前

 

67.茶道口に座り、客の拝見が終わり、道具が戻ったのを確認して、右膝から立って入り、道具正面に座ります。

 

風炉 濃茶の棚点前/更好棚の平点前(裏千家茶道)

 

お道具の拝見については『茶入れ・茶杓・仕覆の拝見方法と問答』『出会いでの返し方』をご覧くださいね。
 
しずばぁば

 

 

68.お道具についての問答が終わると、仕覆を右手で取って左手のひらに乗せ、茶杓を右手で取って仕覆の上に斜めに乗せて左親指で押さえ、右手で茶入を横から持ちます。

 

風炉 濃茶の棚点前/更好棚の平点前(裏千家茶道)

 

69.立って帰り、茶道口で座って、 茶入れから自分に近い方に置き、主客総礼をしてふすまを閉めます。

 

風炉 濃茶の棚点前/更好棚の平点前(裏千家茶道)

 

ミッチ
最後は真でご挨拶。亭主はお客より先に頭を上げないようにしようね。
 

 

風炉】濃茶運び点前のまとめ

 

運び点前は濃茶の基本となるお点前です。

 

まずは割稽古で扱いをしっかり身に着け、点前座や客付きの位置、お道具を置く位置を意識してお稽古していきましょう。

 

割稽古

【割稽古】真・行・草のお辞儀の仕方

【割稽古】柄杓の置き方(風炉)

【割稽古】柄杓の取り方(風炉)

【割稽古】茶巾のたたみ方

【割稽古】帛紗のさばき方

【割稽古】四方捌きのやり方

【割稽古】茶入れの清め方・仕覆の解き方

【割稽古】仕覆の紐の結び方

【割稽古】正しいお茶とお湯の量

【割稽古】茶杓の清め方

【割稽古】茶筅通しのやり方

【割稽古】茶碗の拭き方

【割稽古】お菓子の出し方

【割稽古】水屋への下がり方

【割稽古】お道具拝見の出し方(風炉)

【作法】お点前を綺麗に見せるコツ

【割稽古】長緒の扱い方

【割稽古】大津袋の扱い方

【割稽古】棗を使った濃茶点前

 

 

 

 

\お菓子もこれで安心!/

甘いもの好き?でも糖質が気になるなら★メタバリアEX★

 

 

皆さまの応援が励みになっております。

お役に立ちましたら、ポチっと応援よろしくお願いいたします。

にほんブログ村 その他趣味ブログ 茶の湯・茶道へ